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妊娠していても選挙に挑める環境を育てたい [政治・選挙]

6月21日午後京都市で妊娠5か月目で参議院選挙に挑戦する女性の記者会見があった。緑の党共同代表の長谷川羽衣子さん(31)は党の候補者予備選挙を勝ち抜いて予定候補者となった。以降代表として、候補者として全国を歩いているさなかの妊娠であった。会見には多くのママさんたちからの応援メッセージもあり、映画を撮影中の鎌仲ひとみ監督も同席し、自ら会見の様子を撮影する場面もあった。

 

記者会見動画    http://youtu.be/FFibwvDG8P0

 

翌日(6月22日)には長谷川さんの仲間たちが激励する集会を終えた後演壇に立ち次のように挨拶して終了後パレードや街頭演説に立つ姿が見られた。あいさつの中になぜ妊娠してもなお立候補予定を変えないでいるのかの話が出たので紹介する。

 

 

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今日はいろんなお言葉をいただきましてありがとございました。選挙に出ると決めて妊娠が発覚しました。この間はつわりと選挙活動を同時期に体験してきました。もしこれが他の政党だったら大きく非難されたと思います。「この時期何を考えているんだ」とか「計画性がないんだ」とか間違いなく言われたことだと思います。事実、今企業で働いている友人は「それは計画性を持たないと迷惑をかける」と話しすごく制限された中で暮らしています。でも緑の党と私の選対の人たちは妊娠したことを受け入れて一緒にがんばろうと」言ってくれました。

← 芽をしなやかな木に育て大きな森にしようと長谷川さん

私は選挙には例えば小さな子どもがいても妊娠していても挑める。そういう環境が整っていくと日本は変わると思います。なかなか女性というのは国会に出られません。事実今の日本の女性国会議員の数は先進国の中で最低です。それくらい出て行っていない。ということは女性の声が反映されていない。少数の人権が守られないということは多数の人権も守れないということだと思います。だからこそ今妊娠5カ月になりましたが元気に選挙活動をやっています。選対の人たちもみんな一緒になってやっています。

 

私も皆さんと同じで今回の選挙いやーな予感がしないではありません。報道されているように自民党には勢いがすごくあって皆さんはどうなんだろうと思ってらっしゃると思います。でも私たちの挑戦は1回で終わるかというとそうではありません。今回はもちろん国会に乗り込むために選挙を戦います。が、それだけではありません。国会に行けたとしてもそれだけでは決して世の中は変わりません。この中から次の選挙に出る人さらにいうと政治に取り組んでもいいという人が出てくれることこそ世の中が変わっていくことになると思っています。

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元気にパレードの先頭を歩く長谷川さん↑ 

私の挑戦をきっかけとして次の人、また次の人が現れる。そのことこそが変わる一歩だと思います。みなさんこれから何年かかるかわかりませんが緑の種をまき芽を出させ、小さな芽を皆さんと一緒に育てていってしなやかな木に育て上げ大きな森になるようにしましょう。ありがとうございました。

 

 

長谷川さんは6月27日に予定されている高浜原発へのMOX燃料搬入に反対する集会に現地入りする。

 

 

 


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